ルートビア、またはルートビール・・日本では聞き慣れない名前の為、
初めてその名を聞いた人は「ビール」と勘違いしてしまう飲料があります。
事実、筆者が経営していた飲食店でもルートビアを提供した当初、
「ノンアルコールビールじゃない?」と言ってオーダーし、その味に裏切られ、
結局大半を残してしまう・・なんて方がいらっしゃいました。
「ビールじゃないなら、いったいルートビアって何者?」ってお話です。
ルートビアとは?
湿布味のコーラ
ルートビアを表す時に、以前的確な表現をしている人がいました。
それが、「湿布味のコーラ」というもの。
湿布というのは、筋肉の炎症などがあった時に貼るもの。
独特の香りがしますよね。
以前隣に住んでいたマダムの首筋からよくルートビアのような香りがしていました。
ではなぜ「ビア」ってつくのでしょうか?
元は地ビールのようなものだった
もともとは建国時のアメリカにおいて、低アルコールの自家醸造ハーブ飲料だったルートビア。
これはビールの代替品として飲まれていたものだったそうです。
そういった流れから命名されたのだと思われます。
現在ではアルコールも入っていませんし、ハーブも香りだけ(だったはず)です。
が、建国時代に飲まれていたアメリカの飲み物のルーツとも言えるルートビアだからこそ、
今でもアメリカの人に愛されているわけです。
ルートビアの種類は?
本国アメリカでは実にたくさんの種類のルートビアが売られています。
ファストフード店のソーダ機でもルートビアが選べたりします。
が、日本ではまだまだ知名度が低い・・というか、あまり受け入れられていません。
日本で買えるルートビアとしては、A&W(エンダー)のものが有名です。
沖縄にはA&Wの店舗もあり、ルートビア飲み放題だってんだから羨ましいです。
A&Wルートビアは最近ではスーパーでも並んでたりするので、
見かけたら是非一本飲んでみてください。湿布味のコーラです。
以前はコストコでDAD’Sのルートビアも買えましたが、ここ数年は見かけません。
美味しい飲み方は?
ルートビアの美味しい飲み方は、もちろんそのまま冷やして飲む事!ですが、
バニラアイスをフロートしても美味しいです。
コーラフロートよりもルートビアフロートの方がバニラアイスが良く合うから不思議です。
おわりに
ルートビアを飲むと、以前居合わせたアメリカ人のお父さんが、息子さんに
「オ父サン、ルートビア、ダイ好キナノ」
って言ってて微笑ましかったのを思い出します。
日本人には癖が強いなどと言われますが、偏見なくして飲んでみると他の何にも替えがたい、
なんともアメリカンな味わいがして美味しいですよ。