日本のバーガーチェーンの中で、
日本生まれなのに一番アメリカンなイメージのあるフレッシュネスバーガー。
名前からはヘルシーそうな印象すら感じられますが、
創業者の栗原氏が当初こだわったアメリカの田舎にあるダイナーがグリドルで一枚一枚焼いて仕上げていくバーガースタイルなどは、現在の日本のグルメバーガーとアメリカのハンバーガーの中間にあると言えます。
FRESHNESS BURGER
※写真はGoogle Mapより
1992年12月14日、渋谷区富ヶ谷に誕生してすでに20年以上の歴史があるフレッシュネスバーガー。
その店舗の佇まいや内装は、アーリーアメリカンを基調としていて、どことなくアメリカの田舎にあるダイナーに迷い込んだ感じを体験できます。
※写真は雑誌「relax」2003/01号より
特にこの渋谷区富ヶ谷の第一号店が醸し出す雰囲気は、
まさに「日本で感じるアメリカン」そのもの。
どことなくアメリカっぽいんだけど、やっぱり日本で、
日本なんだけど、どことなくアメリカンで・・。
アメリカだったら落ち着かないけれど、日本だから落ち着ける、
そんなちょうどいい雰囲気を持つのがフレッシュネスバーガーかなって思うんです。
アメリカのクラシックなハンバーガー
※写真左がクラシックチーズバーガー、右が派生店舗だった「One’s Diner」のハンバーガー
ハンバーガーは「モスバーガー」のようなミートソースたっぷりの「フレッシュネスバーガー」がお店の名前を貰っているものの、
その真骨頂は「クラシックバーガー」にあります。
クラシック・・つまり、アメリカのクラシックなバーガーを踏襲していますよと聞こえなくもないそのバーガーは、
クオーターパウンドパティにリーフレタス、スライストマトにスライスオニオン、そしてレリッシュと、
まさにクラシックなアメリカンバーガーそのもの、といった感じです。
日本人の「ハンバーガー」の印象である「ケチャップ味」はマクドナルドによって植え付けられたイメージですが、
クラシックバーガーはあえて塩コショウでの味付けで、店内にあるスパイスやソースをお好みでつけるスタイルも
好き嫌いの多いアメリカ人を意識したダイナーのやり方を感じさせます。
余談ですが、アメリカやイギリスの料理を「マズイ」と言わしめる理由の一つがこの味付けにあると思っています。
日本やフランスなどの料理は”完成された状態”で提供されるのに対し、
アメリカやイギリスは”自分で仕上げる”為ではないかということです。
・・もちろんそれだけではないでしょうけど。
店舗限定メニューも
フレッシュネスバーガーには店舗限定メニューなるものも存在してます。
筆者が行く酒々井プレミアムアウトレットの店舗では
「千葉のおじちゃんいっつもピーナッツ送ってくるよ」
で有名なピーナッツを使用した、ピーナッツバターバーガーがありました。
ピーナッツバターとベーコン、アスパラなんて・・響きだけで美味しそう。
特に「ピーナッツバター」ってあたりがPB&J好きだったら反応しちゃうと思います。
実際の味は、自分で確かめてください!
補足
フレッシュネスバーガーに対する栗原氏のこだわりやアメリカンである所以は色々な情報から確認できます。
公式サイトにも記載がありますが、氏の著書には店舗やメニューへの想いが綴られていて面白いです。
残念ながら閉店してしまったOne’s Dinerの構想も載っていて面白いです。