日常的にアメリカっぽさを求めて彷徨っている筆者が、
”作られたアメリカ感”を簡単に感じられる場所として選んでしまう1つに東京ディズニーシー(以下TDS)があります。
「ディズニーなんて並ぶから嫌い」とか「たかだか遊園地」なんて言葉を未だに耳にしますが、
そんな見方をしていたらもったいないぐらい、アメリカンな雰囲気を感じられたりします。
今回はそんなアメリカンなTDSの一部を紹介します。
TDSで感じるアメリカンスポット
TDSは言わずとしれたディズニーリゾートの1つのパーク(遊園地)です。
中央に地中海をイメージした大きな海があり、その周りをイタリアンな雰囲気の建物が囲んでいることから、
「アメリカンじゃなくてヨーロピアンでしょ」と思われてしまうのも仕方がありません。
が、一歩そのメディテレーニアンハーバーから足を踏み出せば、アメリカンな世界が広がっています。
アメリカンウォーターフロント
まず挙げておかなければならないのが、アメリカンウォーターフロント。
アメリカンウォーターフロント内も3つのエリアに分かれていますが、一番アメリカを濃く感じるのは「ニューヨークエリア」だと思います。
ニューヨークエリア
20世紀初頭のニューヨークを再現している為か、映画で出てきそうなアメリカの街並みといった感じです。
映画スティングで描かれている1930年代のシカゴの街並みを見ているようです。
※当時のNYを描いた作品を知らないので例えられませんでした。
当然ディズニーリゾートならではの大人の仕掛けもあり、
町並みにはサブウェイに通じる道があったりするのも面白いです。
他にもホットドッグのワゴンがあったり、昔風のポスターがあったり最高です。
漁港がモチーフだからか、昔のFISH MARKETを模した建物なんかもあって最高です。
このエリアで楽しめるオススメアトラクションは、ブロードウェイミュージカルを再現したビッグバンドビートです。
大人が楽しめる遊園地ってすごいなと感心してしまいます。
ケープコッド
ニューヨークエリアから少し進むと、タラの岬という意味の田舎町、「ケープコッドエリア」が現れます。
実際にアメリカにあるケープコッドという町を再現しているエリアで、古きよき田舎のアメリカンを楽しめます。
この写真もまるで本当にアメリカの田舎町で行われたハロウィンみたいじゃないですか?
ケープコッド内にはショーを観ながらハンバーガーを楽しめるレストランホールがあったりと、まさにアメリカ。
ケープコッドクックオフはこの町で唯一のレストランみたいな感じなのかな。
ホールも広くていい感じです。
トイビル・トロリーパーク
ニューヨークを走るトロリーの終着駅にある移動式遊園地をテーマにしたエリアだそうです。
設定が細かいところがまた嬉しいですねw
移動式遊園地なので設置されているアトラクションやショップは小さく、エリア自体も小さいですが、
小さい頃にデパートの屋上で行った遊園地もこんな感じだったよなと懐かしくなります。
きっと筆者と同い年ぐらいのアメリカ人の方だったら、より懐かしさを感じるエリアなのかもしれません。
ロストリバーデルタ
ケープコッドを奥に奥に進んでいくと、ロストリバーデルタという未開の地にたどり着きます。
ここは中央アメリカの熱帯雨林をモチーフとしている為、テクスメクス文化が好きな人には最高です。
厳密にはアメリカというよりはメキシコに近く、タコスが売られる屋台があったりします。
ところどころに飾られているメキシカンスカルもいい感じです。
アトラクションに乗れなくてもTDSは楽しめる!
いかがでしたでしょうか。
TDL、TDSと聞くと「並ぶしな・・」「人が多いんだよな・・」ってネガティブな事を考えてしまいがちです。
また近年は入場料の高騰が騒がれています。
でもこうやって見ると、アメリカ好きの血が騒ぐってもんじゃないでしょうか。
筆者も書いていて「もっとたくさん写真を撮っておくんだった」と後悔しています。
どうしても遊園地だから、アトラクションに乗りたくなってしまって見落としがちですが、
さすがディズニー、街を一つ本当に作っちゃったぐらいのリアルさがあって、
アトラクションにならなくたって、こういうのを観てるだけで一日なんかあっと言うまに過ぎてしまいます。
日常にプチアメリカンを感じさせる為に行くTDSもなかなか乙な物です。