エレキギターの原点には諸説あるようですが、今日世界で有名なエレキギターブランドといえばアメリカのFender社とGibson社の2つが挙げられるでしょう。
本稿ではここにロックでアメリカンな印象の強いもう一つのブランド「Gretsch」も含めて「アメリカン3大エレキギターブランド」とさせて頂きたいと思います。
※異論反論あると思いますがw
Fender(フェンダー)
アメリカのギターブランドで必ず押さえておかなければならない2つのうち1つはFenderでしょう。
ギターだけでなく、ギターアンプなどでも有名です。
Fender社が誇るギターといえば、多くの方がギターと聞いて一番に想像する「ストラトキャスター」だと思います。
ジミヘンが使っていたギターという印象や、エリック・クラプトン氏のブラッキーという黒いストラトキャスターに相当な高値がついたことでも有名ですね。
個人的にはキャンディアップルレッドカラーのストラトキャスターにとてもアメリカを感じます。
ちなみにフェンダー社はストラトキャスターの前には「テレキャスター」という、これまた有名なモデルも発売しています。
もしフェンダー社(フェンダーUSA、フェンダージャパン、フェンダーMEX)のギターが高額で手がでない・・・と言った時には、姉妹ブランドであるスクワイヤーもオススメです。
また、フェンダー創設者であるレオ・フェンダー氏が後に設立した「G&L」というブランドのギターもいいかも!?
Gibson(ギブソン)
アメリカのギターブランドで抑えておかなければならないもう1つは間違いなくGibsonです。
ギブソンの中でもっとも有名なエレキギターが、レスポール・スタンダードでしょう。
ギタリストなら100人中100人が欲しているアイテムではないでしょうか。(言い過ぎ)
元々はギブソンがギタリストのレスポール氏の為に作ったシグネイチャーモデルでしたが、その形状があまりにも普及したことから「レスポールモデル」という名称が一般化しました。
特に1959年製のレスポールスタンダード・サンバースト(the Burst)はギタリストの間でも伝説の品になっており、店舗によっては状態のいい物が数千万円の価格にまでなっています。
(・・・有名なギタリストはだいたいこれを一本は持ってんのよね、、、)
これまた「ギブソンのギターは手が出せない」という人のために、Epiphoneという姉妹ブランドが存在しています。
Gretsch(グレッチ)
3つめに挙げるブランドはFenderやGibsonに比べると馴染みが薄いかもしれません。
1950年代のロック~ロカビリーシーンで活躍したGretschです。
Gibsonと契約したレスポール氏と人気を二分していたギタリスト、チェット・アトキンス氏のシグネイチャーモデルを作っていたブランド。
そんな感じで1950年代近辺ではGibsonとの小競り合いをしていたみたいですね。
Gretschギターの特徴はなんといってもその豪華さ。
まるで1950年代のアメ車を思わせるような出で立ちは、部屋に置いてあるだけで一気にアメリカンな雰囲気を作り出してくれると思います。
有名なグレッチギターとして挙げられるのは何と言っても「ホワイトファルコン」でしょう。
「世界一美しいギター」の冠を持った箱モノエレキギターです。
グレッチギターも非常に高額なので、安価に済ませたい場合は下位ブランドの「Electromatic」を利用するのが便利です。
おわりに
いかがでしょうか。
弾ける人も弾けない人も、エレキギターで部屋をアメリカンにしてみるというのは楽しそうじゃないですか?
ギタリストの方にしてみたら「弾かないで飾っておくなんてもったいない」と思ってしまうかもしれませんが、僕はエレキギターには「オブジェとしても輝くほどの価値がある」と思っています。
※テレビでよっちゃんも「歴史ある壺には水を差したりしない」という話を例えに、「ギターも弾かないで保存しておく物がある」と言っていましたし!
FenderやGibsonのギターはあまりにも有名なので国産ブランドや東南アジアなどで作られる廉価品にも同じ形状のものがそんざいしています。
本当に飾るだけなら・・・そっちでもいいかも??
追記
ちなみに・・・アメリカン・エレキギターブランドは他にもまだまだ存在しております。
たとえばB.C.Richやシャーベル、DEANといったややモダンなヤツから、Rickenbacker、ギルド、Danelectro・・・などなど。などなどなど。
そうそう、忘れちゃいけないPRSもありました。
おそらくギターとしての知名度を考えると、Fender、Gibsonに続くブランドはPRSかもしれません。
ただ、「アメリカンか!?」と言われると、やっぱりGretschに軍配があがるかなぁ~!